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信用二階建で破産しかけた人の話

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 先日、株式投資の危険性を訴えて、投資家に注意を促している記事が話題になってた。東洋経済の記事。これ↓

toyokeizai.net

 株式投資で破産直前までいった人の体験談で、2800万円もの金融資産を数日で失ったらしい。
 この筆者は、かろうじて破産は逃れたみたいだけれども(破産しても借金はなくなりません。)、よくよく読んでみると、これ。。。

 投資じゃなくて投機じゃないの?てか、もうギャンブルだろ!

 著者は、3千万近くを数日のうちに失っているが、この巨額の損失を生み出した原因が、信用二階建てという手法だ。

 信用二階建てとは、ざっくり言えば、現物株を買って、それを担保にさらに株を買い増す手法のことだが、要するに、証券会社から借金して株の買い増しをする信用取引だ。
 ただ、証券会社に担保(委託証拠金)として差し出すものが、現金ではなく現物株なので、担保(委託証拠金)の価値が時価によって変動することになる。

 株価が上がっているうちは、証拠金の評価額も上がるので、レバレッジの効果が出やすくなる。だが、当然ながら、株価が下落すれば、逆のことが起こる。証拠金の額が目減りして、証拠金の維持が難しくなる。
 証拠金が一定額の場合と違って、時価で変動する信用二階建ては、信用取引の中でもはるかに危険な取引なのだ。

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07newslabo.com

 株価が急落すれば、指数関数的に資産状況が悪化するのだから、もう、こんなのは投資じゃないだろ。リスク管理はどこへ行った?

 というか、よくこんな手法を編み出すもんだと個人的にはむしろ感心する。
 金融市場が発展する歴史の中で、さまざまな取引手法が開発されていったが、金融業界の人間っていうのは、こんな手法開発してまで、資金を増やそうとするのだから、ほんと、金の亡者としか言いようがない。
 まぁ、実際は、多くの証券会社が、「信用二階建て」の取引を禁止しているのだけれども。

 で。先の東洋経済の記事。
 この著者、「株投資の罠」とか書いているけれど、それ。。。

 投資じゃないですからっ!!

 この著者のやっていることは、

 ・信用二階建て
 ・一点勝負
 ・全力投球

 という、ほとんど正気の沙汰ではない取引だ。
 攻撃力に最大値振って、防御力0にしている感じ。。。分散投資など、リスク管理に関して一切、気を払っていない。。。

 これは単なる投機です。ていうか、もう完全なる博徒です。ハンチョウ博打にキッタハッタの命かける893ものみたいだ。

 このような常軌を逸した取引をあたかも株式投資の陥りがちな罠であるかのように書くこの記事は、明らかに読者の誤解misleadを誘うものだろう。

 ふつーの人は、こんな取引しませんから!
 (こうやって、株式投資は危険だという印象だけが、流布されていくんだなぁ。。。)

*追記
 ただ、こうした体験談は、読み物としては、非常に面白い。この手の派手な取引をしている人のblogは人気があるし、博徒を描いた小説なんかは個人的にも好きなものが多い。
 しかーし!それは、現実じゃないから面白いんです。実際にやってたら、精神持たないです。

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